差が小さいほど、飽和に近い

同じ気温で比べると、露点が高い空気ほど飽和に近い状態です。LCLを見積もるときは、露点の高さだけでなく気温と露点の差を使います。

125 m/℃の概算

ここでは未飽和空気塊の気温が100 mにつき約1℃、露点が約0.2℃低下する近似を使いました。差は100 mにつき約0.8℃縮まるため、1℃の差を埋めるのに約125 m上昇します。

LCLの高さ(m)≈ 125 ×(気温 − 露点)(℃)

この高さは、持ち上げ始めた高度からの相対的な高さです。地上から持ち上げた場合は地上高の概算になり、海抜高度とは区別します。

2地点を比べてみる

  • A:気温32℃、露点26℃ → 6 × 125 = 約750 m
  • B:気温29℃、露点17℃ → 12 × 125 = 約1,500 m

この近似ではAの方が低い高さで飽和し、雲ができ始めると考えられます。

LCLが低いだけで、積乱雲の発達は決めない

LFC、CIN、CAPE、周囲の気温分布、上昇のきっかけなども必要です。125という係数は概算用で、観測された雲底を常に再現するものではありません。