大気の基礎約5分で読むLESSON 01
気圧と静力学平衡
気圧を、空気の重さから考える。
H.うえいひろしの学習ノートから
まず、これだけ。
上に行くほど、頭上に残る空気が少なくなる。
まずは空気の柱を思い浮かべましょう。途中で横に線を引くと、線より上にある空気の重さが、その高さの気圧と結びつきます。
この記事のゴール高度が上がると気圧が下がる理由を、空気の重さで説明できる。
力のつり合いを、式の前に。鉛直方向の加速度が十分小さいときの模式図。
気圧は、単位面積に働く力
気圧は空気が及ぼす圧力です。静力学平衡の近似では、ある高さの気圧は、その上にある空気の重さと結びつきます。上空ほど頭上に残る空気の質量が小さくなるため、気圧は低くなります。
鉛直方向の力のつり合い
空気には重力と、気圧の上下差による力が働きます。鉛直方向の加速度が十分小さいとき、下向きの重力と上向きの気圧傾度力がほぼつり合います。これが静力学平衡です。
dp / dz = −ρg
pは気圧、zは高度、ρは空気密度、gは重力加速度。密度が大きいほど、同じ高さの差に対する気圧の減少量も大きくなります。
「一定量」と「一定割合」を区別する
1 kmごとに100 hPaずつ減るような直線ではありません。等温の大気を仮定すれば、気圧は高度に対して指数関数的に減少します。一定の高さを上がるごとに、同じ割合だけ減るという形です。
ここを整理「下から押す気圧」だけではなく、上下の圧力差による力と重力のつり合いで考えます。
ここで迷わないために
答えだけでなく、理由まで。
静力学平衡は「下から押す力だけ」と重力のつり合いではありません。上面にも圧力が働くので、上下の圧力差による力を考えます。
CHECK YOUR UNDERSTANDINGオリジナル確認問題
ここで、一問。
等温の大気で、気圧は高度に対してどう減る?
正解と考え方を読む
正解:B · 高度に対して指数関数的に減る
密度も高度によって変わるため、一定の高さごとに同じhPaだけ減るわけではありません。等温を仮定すると、同じ高さの差に対して同じ割合で減少します。
ひとことで覚える気圧は「頭上」、つり合いは「上下の差」。
H.HIROSHI'S LEARNING MEMO
うえいひろしの、ここが転機。
気圧を単なる数値としてではなく、空気の重さと結びつけて学習。式 dp/dz = −ρg の意味を確認しました。
Day 1の記録を読む ↗実際の学習ログをもとに編集しています。理解したら、思い出す練習へ。
このテーマの4語を復習。
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